音痴を改善!正確な音程の取り方やコツなど
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公開日: 2019年3月2日
「自分は音痴だから歌えない…」と諦めていませんか?
いくつになってもカラオケは友達同士、合コン、会社での忘年会などで自分が行きたいと思わなくても行く機会があります。
カラオケが好きな人はいいですが、音痴で苦手意識があると辛いですよね。
しかし音痴も正確な音程の取り方などコツを覚えれば改善できます。
また今は練習用のアプリなども豊富なので、プロに習いに行ったりすることなく上達できます。
歌の練習をして、音痴改善を目指しましょう。
音程は歌うを歌うのに大切な要素ですが、そもそも音程とは何なのでしょうか?
音程とは曲の中にある音符と音符同士の高さの差のことを指します。
具体的に楽譜に置き換えると、「ド」は「レ」よりも下にあり、高さに差がありますよね。この差を音程といいます。
その差の違いがうまく表現できない、またはうまく発声できないと、「音程が取れない」ということになります。
ただ音はピアノで表すと白鍵だけでなく、黒鍵の半音部分もあるので、その違いも表現できなければなりません。
音程とピッチの違いについて
音楽の世界には、音程以外にも「ピッチ」という言葉があります。
ピッチとは、音の高さ自体のことを表します。
音程が音同士の差を表すのとは異なり、一つ一つにスポットが当たっている状態です。
具体的には、歌い出しに「ド」があったとします。
しかしその「ド」を誤って「レ」の高さで発声してしまうと、曲の感じは別物になってしまいますよね。
これが「ピッチが合わない」という状態です。
歌にとって音程はもちろん大切ですが、同じくらいピッチも重要な役割を持っています。
音程が合わない原因
音痴の原因は多くが正しい音階で歌えず、音程が合わないためです。
ではなぜ音程を合わせて歌えないのでしょうか?その原因を大まかに2種類にわけ、解説していきます。
運動性音痴
音程が合わない原因の1つ目が、「運動性音痴」です。
運動性音痴とは、音符同士の差は理解していても、それを正確に表現できないタイプのことです。
耳で音程を聴いた時点では音を理解していても、声に出したときにズレてしまいます。
その理由は声を出す力が弱いためです。
歌を歌うためには、ある程度の声を出す力が必要です。
しかしその力が弱いと思い描いた音を正確に出すことができず、音程が取れていないように聞こえてしまいます。
自分自身が音痴だと理解している人は、主にこのタイプの人です。
改善方法は、声を出す力を鍛えることです。
発声方法や呼吸法を鍛えたり、歌い方を見直すことで改善できます。
感覚性音痴
音程が合わない原因の2つ目に、「感覚性音痴」が関係しています。
感覚性音痴とは、音を正確にとれないことなので、発声される音も自然と異なってしまいます。
つまり曲を聴いても、音程がきちんと理解できていないということです。
感覚性音痴の場合は、音を聴く力が弱いです。
音の差を正確に聞き取れないので、歌っても自分の音程が外れているかわかりません。
音痴に自覚がないということですね。
改善方法は、音を聴く耳の力を鍛えることです。
そのためには1曲をしっかり聞き込み、音程のイメージをつかむことが大切です。
音を聞き流すのではなく、集中して音を追う癖をつけましょう。
音痴の改善法
音痴には運動性音痴と感覚性音痴があり、音程が取れない理由が大まかにわかっています。
原因がわかれば、難しい音楽理論などがわからなくても訓練で音痴を改善も可能です。
そのための3つのトレーニングを紹介します。
【知る】自分の音域・音程のズレを確認
音痴を改善するためには、まず自分の音域や音程のズレを確認することが大切です。
ズレを自覚できれば、改善のポイントを意識できますよね。
そのためには、カラオケなどで自分の歌を録音し、聴いてみるのがオススメです。
自分に聞こえる自分の声と、実際の自分の声には差があるため、録音を聞いてみると、違いに驚くかと思います。
しかし自分で聞くことで声の出し方を客観的に分析し、気をつけるべきポイントが絞られていきます。
【聴く】曲をしっかり聴いて覚える
音痴の原因のひとつに、音をしっかり聴けていないことが挙げられます。
曲を耳に聞き流してしまい、イメージだけで歌ってしまうと音はズレやすくなります。
その改善方法が、1曲をしっかり聴いて覚えることです。
音名のひとつひとつをきちんととらえて覚えることで、発声もしやすくなります。
頭の中の音と実際の曲の音を合わせ、声のズレをなくしていきましょう。