自律神経失調症を原因から完治させる方法

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公開日: 2017年3月5日

自律神経失調症とは?

自律神経失調症とは、過度な精神的ストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの影響などから自律神経のバランスを崩し、全身・精神的な不調を引き起こすことをいいます。詳しくは「自律神経失調症とは?症状をセルフチェックしてみよう」の記事を参照してください。

症状は人それぞれ、程度も様々であると言われていますが、その人に合った治療法を見つけることで症状を軽減・改善することができます。

自律神経失調症の治療法は?

症状の種類や程度によって治療法は異なるため、まずはその症状の原因を取り除く治療が行われます。



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〈過度なストレスや精神的負担が原因の場合〉

パソコンと聴診器

1.生活習慣と労働量(負担)の見直し
睡眠不足や不規則な食事は自律神経のバランスを崩しやすいため、生活習慣を見直して規則正しい1日の生活リズムを作っていくことが大切です。また適度な運動を取り入れることでも自律神経のバランスは安定し不調を引き起こしにくくします。栄養の摂れた食事バランス、適度な睡眠時間の確保、休養時間の確保などを意識して自分に合ったライフスタイルへ見直していきます。

2.カウンセリングなどによる心理療法
精神科医や心理療法士などの専門医によるカウンセリングを受けて、精神的健康の回復や維持・増進をはかることを目的とする療法です。

3.ストレスの解消
人によってストレスの解消法はそれぞれですが、散歩や体操、入浴、音 楽鑑賞、趣味の時間を持つなどは効果的な方法とされています。家族や友人とスポーツや外出などで気分転換を行ったり、身体を動かしたりすることもいいとさ れています。心の充実感や楽しいと思える時間を増やすことがストレスの解消につながります。

4.音楽療法やアロマテラピー
音楽を聴いたり演奏したり、またアロマテラピーによる心地よい匂いやリラックスした空間で落ち着いて過ごしたりすることで、人間の五感に直接働きかけ心身の健康回復や全身のリラックス状態を得ることができます。

5.自律訓練法によるセルフコントロール
自律訓練法とは、ドイツの精神科医によって始められた一種の自己催眠法で、精神科や心療内科の治療でもよく使われます。リラックスできる環境と適切な姿勢で行うことで、疲労回復・過敏状態が沈静化・身体の痛みや精神的な苦痛の緩和・向上心が増すなどといった効果が得られるとされており、全身・心身のリラックス状態を得ることができ身体・精神活動が安定するようになると言われています。

6.マッサージやストレッチ、整体、鍼灸など
肩こりや腰痛、全身の疲労などの症状がみられる場合は、これらを行うことで全身の筋肉をほぐし血液循環を促したり、疲労回復をはかったりします。

〈身体的痛みや苦痛がある場合〉

1.対症療法
頭痛や胃もたれ、腹痛や不眠などの身体的な不調がある場合は、その症状に合った薬の処方により症状の緩和を図る対症療法を行います。自律神経失調症そのものを治すのではなく、苦痛となる症状をやわらげることで、少しでも日々の生活を快適にするのが目的の治療です。

2.漢方薬による体質改善
その人の体質や症状を考慮しつつ、その人にあった漢方薬を用いて症状を取り除きます。黄連(おうれん)、抑肝散(よくかんさん)、芍薬(しゃくやく)などを用いることがあります。

3.自律神経失調症薬の使用
自律神経の中枢に直接働きかけて、安定をはかる薬です。

4.抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬等
必要に応じて、これらの薬が使われることもあります。

これらのほかにも、症状に見合った方法でその人に合った治療法を選択することで症状の改善をはかっています。

まとめ

自律神経失調症は、症状が長期化したり程度も軽くなったり重くなったり、改善されていた症状が突然悪化したりすることがあります。そのため、定期的なかかりつけ医への受診や、少しでも体調不良を感じた時はすぐに受診するとよいでしょう。日ごろから自分の心身の健康状態をチェック・把握することで、症状の悪化を少しでも防ぎましょう。

自律神経失調症の症状が心にも体にもあらわれるように、治療も心と体の両面からおこなうことが大切になってきます。

食生活、運動不足、睡眠不足、たばこ、飲酒など、生活習慣に問題がある場合も多いので、医師の指導のもとで生活習慣を改善していくことも大切です。

主にこれら4つの療法を心療内科でおこないます。

薬物療法 : 体の面から心身の症状を取り除く(薬による)
心理療法 : 心の面から心身の症状を取り除く
理学療法 : 体の症状を取り除く(指圧・マッサージなど)
生活指導 : 生活習慣を見直す
1.薬物療法

薬物療法は薬によって体と心の症状を取り除く治療で、次の2つがあります。

体の症状を改善する治療 : 自律神経そのものを調節するもの
心の症状を改善する治療 : 不安などの精神症状を取り除くもの
2.心理療法

心理療法は、心の原因を探してストレスに強くして心身の安定をはかる治療。次の3種類の治療があります。

心から体にはたらきかける治療:簡易精神療法、交流分析、行動療法など
体から心にはたらきかける治療:自律訓練法など
心から心にはたらきかける治療:内観法、森田療法など
3.理学療法

理学療法は、指圧、マッサージ、温熱療法などで体の症状をやわらげる治療。

自律神経失調症の原因はストレスからくる筋肉の緊張。筋肉をほぐして緊張をやわらげれば回復モード(副交感神経)に切りかわるので、体の回復が促進されていろいろな症状も回復へと向かっていくのです。

4.生活指導

不規則な食生活、睡眠不足、運動不足、多忙な仕事、シャワーなどの生活習慣が、自律神経失調症をひきおこす原因となっている場合が多くあります。

ストレスは自律神経失調症の大きな原因
その他にも、パソコン、テレビ、長距離通勤、飲酒、喫煙、食品添加物、暑さ、寒さ、洗剤・シャンプー・芳香剤などに含まれる合成の界面活性剤、人間関係のストレス・・・。

これらのものはすべて交感神経を優位に。その結果、体を回復する副交感神経がはたらく時間がどんどん少なくなってしまうのです。

生活習慣を見直して活動(ストレス)と休息(リラックス)のバランスを見直すことは自律神経失調症を改善するための大きなポイントです。

参考:自律神経失調症を原因から完治させる方法

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